公務員から民間へ転職を考えている人、反対に民間から公務員への転職を考えている人。これから就職先を考えている学生など、「公務員」と「民間」どちらがいいか・・・。そう考える人は多いはずです。
いろんな人に相談してはみたものの、なかなかリアルな情報を得られないということも多くあります。
やはり自分に合った選択をするためには、公務員と民間の両方の経験者から話を聞くのが1番だと思います。
このブログでは、私が地方公務員として10年間勤務したのちに民間企業へ転職をした経験から公務員の仕事や転職に関するあれこれを発信しています。
今回の記事では、いったい公務員と民間どっちがいいのか。ということについて考えてみたいと思います。
ぜひ、この問題について悩んでいる方はぜひ参考にしていただけたらと思います。
それでは見ていきましょう!
結局のところ公務員と民間どっちがいいの?
早速結論!
あなた次第です!
いきなり、モヤモヤするな~、期待していた答えと違うんだよな〜と思われた方すいません・・・。
でも、ちょっと待ってください。この結論になるのは当然のことなんです。
その理由についてこれから書いていきます。
100人いれば100通りの価値観
公務員か民間か・・・
この悩みについて、様々なサイトや本で一生懸命調べたりしているのではないでしょうか。
でも、
・こっちでは、公務員の良いところがたくさん書いてあって絶対公務員!と書いてある・・・
・あっちでは、民間の方がやりがいがあって楽しいから、公務員なんてやめとけ!
とサイトや人によって書いてあることが違う、ポジショントークにモヤモヤすることも多いと思います。
それもそのはずです。なぜなら、
仕事選びの軸、価値観は人それぞれ違う
この1点につきます。
あなたの仕事選びの軸はなんですか?
では、みなさんは仕事を選ぶ際何を基準に、どこに重きを置いて決めますか?
【仕事を選ぶ基準例】
・収入
・休日
・人間関係
・やりがい
・安定性 etc・・・
上記はほんの一例に過ぎませんが、このように仕事を選ぶ基準は人それぞれだと思います。
ただ、一言に収入を重視すると言っても、安定した収入が欲しいのか成果に直結する給与体系がいいのかによっても変わってきます。一概には言えませんが、前者を望む人は公務員、後者を望む人は民間を考えるのが自然な流れかもしれません。
私はこうして選択しました
ちなみに私の場合は、当時は以下のような考え方でした。
仕事のやりがい第一優先
↓
自分の力を試したい
↓
古い体質の組織から解放されたい
↓
収入は、あとから必ずついてくる
↓
まずは転職だ!
だいぶざっくりですがこのような考えの末、公務員から民間へ転職を決意しました。
今思えば、そこに転職の軸のような考えはありませんでした。
ちなみに上記は1社目の転職の際の思考です。2社目では、ワークライフバランス重視など考え方が変わっていきます。
この結果が正しかったのかがわかるのはもう少し先になるかと思います。
転職後どうなったかはコチラをどうぞ
転職の軸が曖昧だったり、そもそも転職することがゴールだと勘違いしていると、希望通りに公務員になろうが民間に転職できようが、長い目でみると結局の苦しむことになります。
みなさんも、転職前には自分と向き合う時間を十分にとってみることをオススメします。
公務員民間の比較は住宅論争のようなもの
ここまで公務員と民間どちらがいいかについて、自分の軸次第と書いてきましたが、これとすごくよく似ているものがあると私は感じました。
「賃貸vs持ち家」の住宅論争です。
みなさんもどこかで耳にしたことはあるのではないでしょうか。
【賃貸】
家賃を払い続けても最終的には自分の手元には残らないが、リスクは少なく手軽に引っ越せるというメリットがある。
【持ち家】
ローンを払い終われば毎月の支出はなく自分の資産となるが、返済不能となるリスクや維持費がかかる負担があります。
これを「公務員vs民間」に置き換えて考えてみると、
【公務員】
長く勤めても専門的な知識スキルは身につきにくく大きく稼ぐことは難しいが、安定性バツグンでリスクは少ない
【民間】
スキルややりがいを追求しやすく、頑張り次第で収入も伸ばしていけるが、倒産や業績不振、解雇のリスクも避けられない
このようにお互いに良し悪しがあり、その人のライフスタイルや価値観などによって、捉え方は違いどちらが合うというのがあるはずです。
住宅論争も長年考えられてきたテーマのはずです。
いろんな専門家の方がいるにも関わらず、これだ!という絶対的な1つの答えはでていません。
公務員と民間のどちらがいいかという問題も、全員が納得する1つの答えというのは出ません。私も頭から湯気が出るんじゃないかというほど(いや、実際に出ていました・・・)考えましたが、たどり着いた答えは、「人それぞれだ」という答えです。
結局のところ、さまざまな情報は参考資料でしかなく、それをどう感じ、どう生かすかは自分次第ということですね・・・。
さいごに
転職活動にも正解はないということを、身を持って経験しました。
転職の際には、どうしても目の前のメリットやデメリットに気がいってしまいがちですが、自分の転職の軸を自問自答しながら見つけてみることをオススメします。
ぜひ、皆さんも自分らしい転職を成功させてください!