就職、転職において常に上位の公務員。
その背景にはたくさんのメリットがあることが理由とされます。
実際に地方公務員としての勤務経験がある私が実感したメリットをあげさせていただきますので、転職検討の前にぜひご参考ください。
【この記事がオススメな人】
・これから公務員への転職を考えている人
・民間への転職を検討している人→公務員のメリットを再確認
公務員のメリットって何?
公務員でいるメリットには大きく分けて、「安定」「信頼・信用」「待遇」の3つに分けられると考えます。
これらは生活していく上でとても重要な要素となってくるため、自分の人生で譲れないもの、大切にしたいことがマッチするのであれば公務員でいるメリットは大きいはずです。
公務員の具体的なメリットは?
定年までクビがない
安定を求める人にとって最も重要なポイントではないでしょうか。
公務員は一度入ってしまえば、余程のこと(横領や着服、談合などの犯罪行為)がない限り解雇されることはありません。
私自身、民間企業に転職して感じた公務員の最も大きなメリットがこれです。
言い方は悪いかもしれませんが、特別な成果やノルマをこなさなくても、フツーーーーに決められたことができれば(何ならできなくても)退職までお給料がもらえるありがたい環境なのです。
人生設計が立てやすい
上記のクビにならない。というメリットがあることから人生設計がとても立てやすいということがあります。
上司や先輩を見ていると、この年齢だとこのくらいの給与が貰えるのかと分かります。結婚や子育て、マイホームの購入などライフイベントで大きな出費が予想されますが、収入の見通しが把握できるため、それらの出費にも計画的に備えることができます。
社会的信用がある
クレジットカードや様々なローンを組みやすいというメリットもあります。
特にその恩恵を受けやすいのが住宅ローンです。抜群の安定がある公務員ですので、大きな借金や返済遅れが無い限り、ローンの審査に落ちるということはありません。(公務員が審査に落ちたら他に誰が通るの?と思ってしまうくらいです。)
審査が通りやすい以外にも金利優遇がある場合もあります。公務員や上場企業にお勤めの方には、銀行側としても「ぜひ借りてほしい!」ということで通常の金利よりも0.1%程度低く設定するなどの優遇措置があります。これにより何百万円も差が出ることもあり、公務員という職業なだけでお得になります。
各種手当・福利厚生が充実
扶養手当や住宅手当、地域手当などの手当が充実しているのはもちろん、雪の多い地方では冬場の暖房等の利用による光熱費の補助のような形で寒冷地手当という手当もあります。(冬場に暖房費がかかるのは誰もが同じような気もしますが・・・)
また、官舎などの公務員住宅も格安で利用ができたり、職員共済組合からの貸付事業もあるため民間金融機関より有利な条件で借り入れをできるなど、様々な恩恵を受けることができます。
ただし、福利厚生については大企業などの華やかなものと比較すると見劣りするかもしれません。それでもほとんどの中小企業と比較すると、十分すぎる制度がたくさんあると言えます。
基本土日祝が休み
基本的にカレンダー通りということで、子供がいる家庭などではお出かけの予定が立てやすく、家族での時間を取ることが可能です。
ワークライフバランスや家族との時間を大切にする現代の流れからすると、土日祝が休みというのは仕事を選ぶ上でも重要な要素になってきます。
筆者も民間企業への転職時は、平日休みはどこに行っても空いてていいなーなんて感じていましたが、子供の行事に参加できなかったり子育てに参加できる時間が少なくなり、やっぱりカレンダー通りのお休みはいいなと実感しました。(現在は隔週土曜、日祝休みの職場へ転職しています。)
もちろん公務員といっても部署や職種によっては土日出勤のお仕事もありますので、よく確認し把握しておくことが大切です。
まとめ
転職はよく考えて慎重に。
ここまで公務員のメリットをご紹介してきましたがいかがでしょうか。
現在公務員で民間企業への転職を考えている方は、こういったメリットがあることを改めて認識し、転職してから現在の好待遇に気づいた・・・なんてことが無いようにしましょう。