転職事情

【公務員→民間】公務員から民間に転職して後悔しないための話

現役公務員
現役公務員
公務員辞めたいけど、後悔しないだろうか・・・。辞めなきゃ良かったって思うかな・・・。

公務員からの転職を考えている人の中には、民間に転職して後悔しないだろうか・・・ということが懸念材料としてあるのではないでしょうか。

公務員という安定を捨てるという大きな決断。やっぱり後悔したくない!当然そう思いますよね。

この記事では、公務員から民間へ転職して後悔しないためのポイントやマインド作りを、地方公務員で10年間勤め、民間へ転職した私の経験をもとに紹介します。

まず大前提として私自身、公務員から転職して後悔していません!民間企業を2社経験する中で挫折や苦しいこともありましたが、現在は後悔していません。

では、なぜ私が後悔していないのか見ていきましょう!

なぜ公務員から転職するのか考える

私が転職した理由

転職して後悔しないためには、まず転職する理由を自分の中で整理しておくことが大切です。

なぜ公務員を辞めて民間へ転職するのかが明確であればあるほど転職活動もしやすいですし、その後の仕事でも叶えたい軸がしっかりしている分、後悔しづらくなります。

私は以下の理由で公務員から民間への転職を決意しました。

【公務員を辞めた理由】
・民間で通用するかやってみたかった
・公務員の仕事に面白みを感じられなくなり、一生続けていくことができないと感じた
・公務員でいることにプレッシャーを感じてしまった
・専門性を身に付けたかった

 

以上のような理由がありましたが、中でも「専門性を身につけたい」という思いが最も強く、民間で仕事をしていく上で重要視するポイントでした。

民間へ転職して良かったこと

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公務員からの転職を後悔していないということは、上記の転職理由を満たせた状態や公務員時代より良いと感じる部分があるということだと思います。

では私が実際に転職して良かったと感じる部分は以下の通りです。

専門性を追求できる

民間へ転職して1番良かったと感じたことがこの「専門性を追求できる」ということです。

公務員時代はジョブローテーションの名の下、大体3年ごとに部署異動がありました。

当していた仕事にどんなにやりがいや魅力を感じて極めたいと思っても、辞令1つで全く畑違いの部署に異動になり、また1から勉強し直しとなり、関係業社との関係性の構築など、プチ転職のような状態です。

予期せぬ異動などで定期的に振り出しに戻ってしまうため、自分が何でお給料をもらっているのか自信を持てなくなる時期が多くありました。

民間では、誰(お客様)に何を提供して対価をいただいているかが明確なため、その分野を深く追求できると感じています。そのため、自信に繋がるとともに目標をしっかりと持って仕事に向き合うことができています。

モチベーションが上がった

専門性を追求できるということにより、仕事に対するモチベーションが数段上がりました。

これは、自分のやった仕事の成果が形や数値という結果で見えやすいため、今やっている仕事が「誰のため、何のために」ということを意識することができるからです。

また、周囲の社員の方のモチベーションも高い職場環境のため、自然と私自身のモチベーションも高まっています。

公務員は、仕事の対象が「地域のため、住民のため」という大きな対象のため、自分のやっている仕事が誰の役に立っているかというのが見えにくく、モチベーションを保っていくことが非常に難しいです

また、ルーティンワークや役所特有の無駄に感じる業務が多いこともモチベーションが下がっていってしまう原因でもあります。

民間に転職したことによりモチベーションが上がったというのは、自分自身の意識の変化もありますが、モチベーションが上がる環境に飛び込めたということが最も大きかったと感じます。

公務員というプレッシャーからの解放

役所勤務のときは、常に公務員という鎧を身につけ、地域からの目、住民からの目にプレッシャーを感じていました。

どこに行って何をしていても、公務員として正しい行動を取らなければいけないというプレッシャーや、テレビやインターネットから流れてくる「行政は悪」「公務員は的」のような情報に生きづらさが常にありましたが、民間に転職してからは、そういったものから解放され伸び伸びと生活が遅れています。

後悔ポイント

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公務員からの転職に後悔はありませんが、公務員と民間の両方を経験してみて、やはり「やっぱり公務員ていいな〜」と思う部分は正直あります。

ただ、後悔というよりは、特に待遇面などで公務員には敵わないなというところは多く、私自身が感じたことは以下のようなことです。

収入面

収入の多い少ないというよりは、安定して毎月確実に定額が振り込まれるという安心感があること。そしてボーナスが必ず支給されるということ。

公務員時代は当たり前のように感じていましたが、いざ民間に転職してみるとその安定ぶりのありがたさを痛感しました。

休日

基本的に土日祝が休みということも当たり前に思っていましたが、とてもありがたいことだったと感じています。

特に子供がいると休日に家族で過ごす時間が確保できたり、旅行などの計画も立てやすく、ワークライフバランスの面ではとても大きなメリットです。

もっと早く転職すれば良かった

これは公務員の方が良いということとは別になりますが、民間へ転職してみて後悔したことの1つとして、もっと早く転職すれば良かったということです。

私は30歳で転職しました。転職先も見つかり良い環境で仕事ができていますが、20代のうちに転職していたらもっと仕事の幅が広がっていたかもしれないという、ちょっとした後悔もあります。

まとめ

転職の目的、軸が明確なら後悔しない

結論としては、周囲になんと言われようと、転職の目的やこれだけは譲れないという転職の軸が自分の中で明確であれば、後悔する可能性は少ないということです。

ただ絶対的に後悔することが1つだけあります。それは「やらなかった後悔」です。いざというときに行動を起こせずに、まだ見ぬ未来を想像するだけで「あのとき転職していれば・・・」なんて毎日考えているのは想像しただけでも辛いです。

そんなことになるくらいであれば、行動を起こして後悔しないために頑張るという選択をした方が何百倍も良いと思います。

ぜひ、皆さんも後悔のない行動を!

 

ABOUT ME
hisu
元地方公務員。(人口1万人弱の自治体の一般行政職) 現在は民間企業へ転職。
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